近年、AIの発達をはじめとするテクノロジーの進化、により、会計事務所に対するニーズが大きく変化しています。
会計事務所だけでなく事務所支援企業を含めた、会計業界全体の変革が必要な時代です。
本記事では、会計サポートにおける人気のサービスや、博覧会に出典した際の反響などを紹介します。
目次
会計事務所博覧会とは?
会計事務所博覧会とは、(株)ゼイカイが主催する、会計事務所の発展と成長のためのノウハウ・コンテンツを一堂に集めた会計業界最大級のイベントです。
今年で10回目の開催となり、会計業界の新トレンドやサービスなど、情報に敏感な方が多数来場するイベントとなっています。
「会計事務所博覧会2023」出展企業・サービスの割合や人気のサービスは?
「会計事務所博覧会2023」は8月3日(木)~4日(金)に開催されました。
出展企業として計45社が参加しており、企業ブースでは提供サービスの説明を受けることができます。
出展企業・サービスとしては、2023年10月から始まるインボイス制度やデジタルの進歩・人手不足により需要が高まっているDX化・RPAに関するサービスが多かったです。
<「会計事務所博覧会2023」サービス別出展企業数>
サービス | 出典企業数(%) |
インボイス制度関連(記帳代行など) | 12社(27%) |
DX化・RPA | 9社(20%) |
M&A・事業継承 | 6社(13%) |
情報提供(補助金・法律など) | 3社(7%) |
不動産(不動産相続など) | 3社(7%) |
人材採用・研修 | 2社(4%) |
顧問先支援 | 2社(4%) |
その他 | 8社(18%) |
経営革新等支援機関推進協議会のブースに潜入しました。
経営革新等支援機関協議会(以下当議会)の会計事務所博覧会への参加は、今年で3回目です。
当議会としては、最新情報をキャッチしたいといった意欲的な会計事務所様が多い博覧会にて、おくるダケ記帳の紹介ができればと考えておりました。
結果として、2日間の開催中の当議会のブースはほぼ人が絶えず、スタッフから猫の手も借りたいという嬉しい悲鳴が出ていました。
記帳代行の丸投げが可能な「おくるダケ記帳」の強みを再確認できました
2日目のお昼にブースに伺ったところ、お昼休みの時間帯にもかかわらず10名を超えるお客様がおり、会計事務所様からの関心が高いことを再確認することができました。
多くの会計事務所の皆さまにお越しいただけたのは、以下の2点が評価につながったと考えています。
- スキャンも代行するため、圧倒的な業務削減が見込める
- 運営会社の株式会社エフアンドエムが、毎年約9万社の記帳代行を支援している実績がある
また、定型業務に追われており、当議会に登録していてもサービス(補助金や財務支援など)に関する業務に取り組めない事務所様がいらっしゃった点で、当議会としても歯がゆい思いをしてきました。
しかし、おくるダケ記帳はその定型業務を削減するサービスであるため、上記のような会計事務所様にもおくるダケ記帳でサポートできるようになったことは非常に喜ばしく思います。
今回の会計博でも、定型業務の効率化に悩んでいる事務所様に説明すると「いいサービスなので、ぜひうちの事務所で導入したい」と言っていただくことも多く、今回の会計博に参加してよかったと感じています。
ミニセミナーは満席の上、立ち見が出るほど盛況
8月3日(木)におくるダケ記帳のミニセミナーを開催しました。
セミナー講師は、当議会統括責任者の今野聖也が担当し、おくるダケ記帳による会計事務所における煩雑業務の削減についてお話ししました。
10分程度の短時間ではございましたが、60名以上の方にご参加いただき、席が足りず立ち見ができてしまうほどでした。
たった10分ではございましたが、おくるダケ記帳を多くの方に知っていただく、よい機会になったと感じています。
記帳代行サービス「おくるダケ記帳」とは?
「おくるダケ記帳」では紙の領収書を送るだけで煩雑な記帳業務を委託することができます。
担当者が領収書などを専用封筒に入れて送るだけで、 書類到着後5営業日後にデータ納品(CSV形式)されるサービスです。
詳しくは、おくるダケ記帳のサービス紹介ページまたはリンク先より資料をダウンロードしてご確認ください。
- 顧問先の規模(売上高)を基準とする定額制(仕訳数不問)
- 書類スキャンは不要で帳票書類は紙のままでOK
従来の業務フローを委託することで、事務所スタッフは顧問先との接触や情報提供に集中することが可能となります。
「おくるダケ記帳」はまだまだ進化します!【責任者インタビュー】
「おくるダケ記帳」責任者である江幡さんへインタビューをおこないました。
―サービス開発の背景を教えてください。
江幡さん
元々当議会のサービスは教育や情報提供が多く、定型業務を支援するサービスが少ない状況でした。
定型業務が忙しい事務所様も当議会でサポートできるよう、9年前より定型業務をサポートできるサービスの開発をすすめていました。
―定型業務のうち記帳代行を選んだ理由はなんでしょうか?
江幡さん
やはり記帳作業が忙しい事務所が非常に多いからですね。
実は、個人事業主の方は帳票書類が整理されていないことが多くて、その書類がドサッと郵送で届くんです。
―まずは、その書類を仕分けるところから始まるのでしょうか?
江幡さん
そうです。かなり骨が折れる作業ですよね。
その書類を仕分けた後は1枚毎にスキャンする必要があるので、作業時間を中々減らせない業務の1つです。
―サービス開発時に注意したところはどこでしょうか?
江幡さん
紙の領収書を送るだけであることです。
おくるダケ記帳では、これまで株式会社エフアンドエムで培ったノウハウを活用し処理をおこなうことで、定額制の料金設定と事務所でのスキャン不要というサービス内容を実現しています。
―実際おくるダケ記帳を導入した事務所からはどんなお声をいただいていますか。
江幡さん
「事務所スタッフが入力するレベルと遜色ないレベルで対応してもらっている。」や「必ず納期通り(5営業日後)に対応してもらえて非常に助かっている。」といったお声をいただきます。
会計業界は人手不足と言われていますが、おくるダケ記帳を活用いただくことで「人材の定着」や「スタッフ教育」を含めた人手不足問題を解決できるのではないかと考えています。
まとめ
本記事では「会計事務所博覧会2023」における事務所支援サービスのトレンドや当議会のブースについて紹介しました。
事務所支援サービスのうち、インボイスやPRA、事業継承など、会計業界の変革にかかわるサービスが人気となっています。
当議会のブースではおくるダケ記帳を中心に出展しました。
おくるダケ記帳はサービス開始から約4ヶ月ですが、多くの事務所様から名前を聞いたことがあると伺い、今回の会計博は良いサービス紹介の場となったと感じています。
記帳業務に充てている時間を付加価値サービス提供に活用したいと考えている場合は、是非「おくるダケ記帳」の導入をご検討ください。
また、会計事務所の運営や社員の教育方法に悩んでいる場合には、経営革新等支援機関推進協議会の会員登録もおすすめです。
1位(27%)インボイス制度関連のサービス
出展企業(一部):ペイトナー(株)、(株)シスプラ、ソリマチ(株)
2位(20%)DX化・RPAのサービス
出展企業(一部):(株)キーエンス、(株)FCEプロセステクノロジー、(株)ココペリ
3位(13%)M&A・事業継承のサービス
出展企業(一部):(株)日本M&Aセンター、(株)SBI新生銀行/事業継承百貨店、(株)MJS M&Aパートナーズ